台所の怪異

台所の怪異 台所の怪異

作品詳細

 ある祭りの準備の日、手伝いのために朝日山神社に来ていた村の者が、忙しそうな神社の人たちのために台所を借りて軽食を作ろうとしたという。
 村人が台所に入ると、どこからともなく音が聞こえてくる。
 最初はすきま風と思った村人は、特に気にせず、手を洗い、米を炊く支度をしはじめた。
 しかし、その音は次第にハッキリと、大きくなってくる。ぼそぼそ……となにかを呟く声のようだ。
 はて、誰か隠れているのかと、村人は声に耳をすました。

『台所の付喪神』付喪神物語より。

台所の怪異