カクヨムのロイヤルティプログラムについて思うこと

先にこの記事について端的に申し上げますと、カクヨムに対する嫌悪記事(ポエム)です。
上記点が大丈夫で笑って流せる方のみ、この先はお読みください。


カクヨムでロイヤルティプログラムが始まります。
というか、ロイヤリティじゃなくてロイヤルティなのか。

そんなことはともかく。
まずは広告掲載からスタートのようです。『カクヨムの新たな取り組みについて』で投げ銭機能の話も出ていましたので、そちらも追って実装されるのでしょう。

さて、この広告掲載による作者への金銭還元システムについてですが、僕個人は吐き気を催しています。

広告嫌いなので許してください。
なにより、広告掲載に対するカクヨムの姿勢があまり好きではないので許してください。

少しだけカクヨムの肩を持つと、ユーザの執筆への姿勢を考慮し、作品ごとに広告の掲載/非掲載は選択できるようになっています。

ところがドッコイ、安心したのも束の間。
デフォルトでは広告表示はオンの設定になっています。
ロイヤルティプログラムに参加しないユーザのことなどお構いなく、です。
Twitterで検索すると、作品数が多いのに、いちいち一作品ごとにオフにしないといけないことを嘆いている方も見られました。

広告表示は作品ごとの設定なので、一括オフができないのです。

僕も最初は、アカウント設定に広告表示の設定が作品数分チェックボックスとかで用意されてるのかなーと思っていたのですが、作品設定からだとは思いませんでした。

おかげでワークスペースにカクヨムから「広告表示をオフにする方は〜」の表示がされるまでどこから設定するのか気づかなかったです。
こういう表示が追加されたということは、きっと苦情が来たんでしょうね。

そこはもう少しUIを考えて欲しかったです。

こんな仕組みなので、このプログラムに参加しない人間がまるで参加する人間を養う一助をするように見えてしまうんですね。

参加しない人間にまでアフィリエイトの片棒を担がせようとしやがって――という思いは割と当初からあったのですが、そもそもどうして広告がデフォルトでオンになっているのでしょうか。

参加する気がなかったので流し読みしていたロイヤルティプログラムの説明をよくよーく読み返したら以下の記述が。

その第一弾として、サイト上に広告を掲載し、その収益の一部を作品を投稿しているユーザーへと還元する機能を、2019年秋に導入予定です。
カクヨムのユーザ収益化プログラム導入スケジュールをお知らせします

 

本プログラムの第一弾として、カクヨム上に掲載した広告の収益をユーザーの皆様にも還元する仕組みを、10月29日を目処に導入します。 カクヨムロイヤルティプログラム参加登録の事前受付がスタートしました

あくまでも広告収入の「一部」をユーザに還元する取り組みなんですね、これ。

つまり、メインはカクヨム運営のための広告収入なんです。
それなら、デフォルトでオンなのも納得です。

ユーザの収益プログラムとご大層なことを言っていますが、カクヨムが利用者数も増えてきたし運営費として広告収入を導入したかった「だけ」なんじゃないですかね。

なんだ、カクヨムが運営費を回収したいのか! じゃあ広告表示してあげよう!
――と考えてあげたいところなのですが、そこで問題となるのが先に述べた「プログラムに参加しない人間がまるで参加する人間を養う一助をするように見えてしまう」問題なんですよね。

そこ切り分けできませんかね、カクヨムさん。無理ですか、そーですか。

カクヨム側の取り分が何%なのかは知りませんが、広告収入の全体からカクヨムの取り分を引いた金額が、ユーザの重さ(広告の表示回数・クリック数など)に合わせて配分されるのだと推測しています。

ユーザへの還元を隠蓑に実は自分たちが広告収入をしたかったなんて、まあ、なんてイヤらしい。

もちろん、僕個人の想像、もとい、妄想でしかありませんが、それだったら最初から
「運営のために広告収入したいんだけど、その一部を希望するユーザに還元するって仕組みはどう?」
と言ってくれた方がまだ良かったです。

ほら、吐き気以外に何を催せって言うんですか、これ。

サービス運営者が広告収入を導入すること自体を、僕は否定していません。
無料で利用させていただいている立場ですから、それは仕方のないことだと考えていますし、サーバー費用くらいにはなってくれていたら良いと思います。

けれど今回はやり方がさぁ、と思ってしまうわけです。
常日頃から広告ブロックしてる人間が言うようなことではないんですが。

ただ、この記事を書く過程でこの取り組みに対して抱いていたもやもやが整理できて、少しスッキリしました。
読んでいただいた方には付き合ってしまってもらって、申し訳ありませんが。

小説投稿サイトなんですから、表示されるのが本の広告だけとかだったらいいんですけどね。きっとそんなことはないんでしょうね。
さて、投げ銭システムの方はどうなることやら。

小説の表示レイアウトはカクヨムが群を抜いて見やすいと思っているのですが、今後の運営の仕方次第では撤退も視野に入れないといけないかもしれません、とぼとぼ。

やっぱり個人サイト最強かな。(小説のHTML表示を自分で用意するのがめんどうになったのでカクヨム使っていた人)


これは余談ですが、僕個人はまだWeb広告のセキュリティが完全に担保されたとは思っておりません。

広告を審査する側が対策を強化しているのはわかっているのですが、穴ってのは完全に塞ぐのが難しいものです。だからアプリストアもいたちごっこが続いているし、「安全な」パスワードも行ったり来たりしてるんじゃないですか。

なので、セキュリティ上の理由からも「運営元の費用回収」以外の理由で自分の作品に広告が表示されるのはちょっと甘受できないのです。

すごく感情的なところではあるんですけれどね。
僕が広告ブロックを利用している理由も、現在はセキュリティ上の理由が大きいです。