イラストの塗りまとめ

と、TLに流れてきたものに便乗してみたところ『いままで全般の塗りについて』のリクエストをいただきましたので、まとめてみたいと思います。

ご質問ありがとうございます。

個人的な塗りの分類

塗りまとめ1

塗りまとめ2

いままで塗ったことのあるのをざっくり分けると、こうなるかなと。
厚塗りが入ってない?あれ苦手なんで割愛させてください。今後もあれで塗ることあるか疑問ですし(決して忘れてたとかではry)。

今までの塗りとしては

メイン塗り:エアブラシ塗り、アニメ塗り
たまに:水彩塗り、和風塗り、ベタ塗り

という感じでしょうか。

ついでではありますが、画材の変遷は下記の通りです。

色鉛筆(アナログ時代)→ Pixia(デジタル移行)→ SAI → IllustStudio → ClipStudioPaint(PRO/EX)

現在は完全にクリスタオンリーでございます。
クリスタも現在はPCがEX、iPad版がPROライセンスで使用しています。

では、一つ一つ塗りについて振り返りってみましょうか。

エアブラシ塗り

デジタル移行後はほぼほぼこれで塗っていたかと。
Pixia時代は何で塗ってたのかよく覚えてないです。


エアブラシ1

これはSAI時代のもので、イラスト自体は2010年頃のものです。

サイトにメイキングも載せておりますので、塗り方詳細はそちらをご参照ください。

浅間桜

SAIメイキング

使用ソフトはSAIのみです。ペン入れから仕上げまで説明していきます。

ちなみにキャラクターは『ポケットモンスターDPPt(ゲーム)』の女主人公ちゃんとライバルくんです。この二人大好きなんですわ。

SAIのエアブラシってデフォでテクスチャ入っててちょっとザラッとした感じがすぐ出ますよね。
あと、この時はまだ線に意識があまり向いていないので、主線がはっきりわかりますね。

ついでに同時期くらいに描いたっぽいルサ(ポケスペ)の描いてみた動画も発掘したので、よろしければご一緒にどうぞ。

ニコニコ動画

【描いてみた】なんとなくポケスペのルサを描いてみた

【描いてみた】なんとなくポケスペのルサを描いてみた [描いてみた] こんにちは、こんばんは。描いてみた二回目投稿です。ひじょーに残念クオリティなのは相変わらずで...

この時期本当にポケモンで活動してたんだなぁ、自分。


エアブラシ2

クリスタ移行後の2012年ころに描いたものです。
キャラクターは『九龍妖魔學園紀(アトラス)』の白岐さん。

こちらもメイキングがありますので、塗り詳細に関してはそちらをご覧ください。

ニコニコ動画

【九龍妖魔學園紀】白岐さん描いてみた【メイキング】

【九龍妖魔學園紀】白岐さん描いてみた【メイキング】 [描いてみた] おはこんばんは初めまして。友人との話をキッカケにメイキングと称しながらもどっか言葉足らずなメ...

浅間桜

メイキング補足


エアブラシ塗り3

これが最近自分がやるエアブラシの塗り方です。
キャラクターはオリジナル作品『天空の喪失』に出てくるリィという妖精です。

基本的に上記二つの塗りがベースになってますので、
影の入れ方や線画の線の細さ、透過度が50%くらいなのは共通です。

特徴としては、

  • 一番濃い影は線画と同じ色で塗りつぶす
  • 目に続き、髪の毛も主線なし
  • 主線の色は黒(#000)以外

でしょうか。
リィの場合は翅も主線なしですが、そういった線が不要なものも非表示にするようになっています。

アニメ塗り

色鉛筆時代からアニメ塗りしてるので、たぶん塗り歴は一番長い。
おまけに、メイン更新作品だったただいま見参!のメイン塗りがアニメ塗りでしたので、エアブラシ塗りと二軸でやってた感はなきにしもあらず。


アニメ塗り1

画像サイズが小さくて申し訳ないですが、元画像どこにいったのかさっぱりなのでこのサイズで失礼いたします。
キャラクターは『ポケットモンスター☆SPECIAL』よりブルーとシルバーです。

これ一番最初にメイキング作ってますので、塗りについてはそちらをご参照ください。

浅間桜

アニメ塗り

色塗り部分を説明していきます。ここではPixiaでの塗り方を説明していきますが、SAIでもレイヤーの順序などを気をつければほぼ同じ方法でできます。

まだPixiaで塗っていた時代ですね。

アニメ塗りなんですが、大元の参考にさせていただいたメイキングが下記サイト様のものになります。
なんですが今見に行ったら、メイキングページ見つけられなかった。
でも記憶にあるキャラさんがいらっしゃるので、サイトと作者様はあってるはず。

シタリニクエ


アニメ塗り2

最近の自称アニメ塗りはこちらです。
キャラクターは拙作『ただいま見参!』より和丸、菜津、葉助です。

塗りベースは上記のシル&ブルと同じですが、
最近の影色は

アニメ影色1 #dfb5a6

アニメ影色2 #c5a59d

あたりで固定されてますね。

レイヤーは変わらず乗算で乗っけています。

また、一番下の薄い影はグラデーションツールや薄いエアブラシなどでグラデーションで入れています。
その方がなんか綺麗に見える(気がする)。

なので構造的には下記の感じでしょうか。

一番濃い影(入れたり入れなかったり)

二番目に濃い影

グラデーションで入れる薄い色の影

ベース色

背景は主線無しにすることが多いですかね。
普通にエアブラシ塗りしたり、写真をイラスト加工(勉強中)して入れたりしています。

水彩塗り

厚塗りは最初に書きましたけど、これもあんま塗ってないよね。
ぶっちゃけこの項は、カードファイトヴァンガードのEDでたまにあった水彩塗りがむちゃくちゃ好きで目指したかった残骸が出てくるだけとお心得ください。


水彩塗り1

これより過去の水彩は数えたくなかったミズシロであった、まる。

と冗談は置いておきまして。

クリスタの水彩で塗ったのがまずこれですね。
キャラクターは拙作『MIND STRONG ADVENTURES!』より、ミナ、レオン、メルになります。
現在カクヨムで週一更新で第二章公開してますのでよかったら見てね☆(宣伝)

塗りの方ですが、基本的に主線は鉛筆ツールで清書しています。

で、色分けして、水彩境界機能とか使って水彩ツールで影を入れていっています。
色の薄い部分はなるべく近くの物の色の反射を入れるのを忘れないようにしたり。

結構がっつり色乗せてますよね、これ。


水彩塗り2

果たしてこれを水彩塗りと呼んでいいのかPart1。

個人的には水彩っぽい〜と思ってるのですが、ぶっちゃけ塗ってくれたのはクリスタさんで、自分は色を指定しただけです。

そう、これこそ最先端のAI技術!自動彩色ツールの力です!!(なんの宣伝?)

ちょうど――と言うほどでもないのですが、クリスタに自動彩色が追加されまして、それを試したものです。
色分けして自動彩色したものを少し手直ししてできたのがこれになります。

あとこれの着物の柄は水彩塗り前提でいたのでテクスチャ使わずにちゃんと描きました。

とりあえず最新技術やっべーよな。


水彩塗り3

果たしてこれを水彩塗りと呼んでいいのかPart2。

正確にはグリザイユ画法とやらを試してみたものですが、ブラシツール自体はクリスタに最初からある薄墨とか使ってます。
でも自分の中の水彩イメージはこれが一番近いんですよねぇ……。

キャラクターは拙作『隠れ姫』のメイン面子です。

まあ、そんなわけでして、塗り方についてはグリザイユ画法のやり方を見た方が、たぶん早いです。

イラスト・マンガ描き方ナビ

【イラストテクニック】ちょっと差がつく「グリザイユ画法」を学ぼう!

グレーの明暗で描いた絵をベースに色を付ける「グリザイユ画法」を知っていますか? キャラクターに立体感がでない…、イラストにひと味足りない...という人は要チェック! 実際にグリザイユで描いたイラストを元に、レイヤーの重ね方や合成モード(描画モード)の使い分けについて詳しく解説します。

上記の塗りを薄墨ブラシでやったという訳でございます。

というかこれ、ペン入れ何のブラシでしたんだろう。墨系のなんかかな(覚えてない)。

なお、水彩について結論を申し上げますと、NI・GA・TE!

和風塗り

ここ数年チャレンジしてみていた塗り方。楽しい。


和風塗り1

始まりはここからだった。
キャラクターは拙作『ただいま見参!』より静です。

浮世絵風味を目指してみたい、と研究を始めた一番最初の絵がこれです。まだまだチープですね。

  • 髪の線は無し
  • 肌の線は一番細く
  • 服は強弱あり

かなと、観察したものを踏まえてやってみたんですが、やっぱチープですよね。

なんか違う。
別に絵柄まで浮世絵よろしく(と言っても浮世絵の絵柄も人によるけど)のぺっとさせる気は無いんですが。


和風塗り2

どうも焼き込みレイヤーを駆使すると、和風っぽく見えるらしいという情報を掴んだ瑞代氏、試してみる。

キャラクターは『艦隊これくしょん(角川ゲームス)』より睦月型駆逐艦皐月です。我が鎮守府の相棒です。(最近やってないけど)

茶系のザラ紙の画像を一番下に置いて、その上に色分けしたレイヤーを焼き込みや焼き込み(リニア)で乗せています。


和風塗り3

で、なぜか上記系列のものは最終的にここに落ち着いている。

キャラクターは拙作『ただいま見参!』の桃琥と百衣です。

細い線はどこにいったのか、筆系ブラシで強弱をつけてペン入れしています。

色の乗せ方は紙置いて、焼き込みレイヤーで乗せているのは変わりません。
んでこの和風イラスト、最近は和紙ブラシでかすれさせるのが大好きです。

CLIP STUDIO ASSETS

和紙ブラシ - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

上記ブラシはめっちゃ重宝しております。ありがとうございます。

ついでにこのイラストだけに言えば、背景の白い桜っぽいのは持ってた素材をポンと置いています。
思いつきでぽんぽんなんか入れるのは、全イラスト共通です。


和風塗り4

焼き込みレイヤーの使い方の度が過ぎた結果のイラストですね。

キャラクターは拙作『龍少年』の陽です。

紙置いて焼き込みカラーで色置いてはほぼ同じなのに、なぜ紙の汚れを和紙ブラシで入れたらこうなったのだろうか。
好きか嫌いかで言ったら、好きなんですけど(笑)


和風塗り5

さて、別系統の和風塗りですね。

キャラクターは『日本神話』創作から邇邇芸命と木花佐久夜毘売命になります。

下記は電撃文庫から発売されている渡瀬草一郎さんの『陰陽ノ京』のカラーページなのですが、僕この小説のイラストがすごく好きなんですよ。

陰陽ノ京卷の二 P2,3
著:渡瀬草一郎、イラスト:洒乃 渉『陰陽ノ京 巻の二』電撃文庫出版、2002年、pp.2-3

これを目指したかった結果がこれになります。
筆の走らせ方が結構独特ですよね。

さて、自分のイラストの方ですが、先に言っておきますと桜は桜ブラシでブワッと入れたあと、輪郭線だけ筆ブラシでちまちま描き入れています。
意外とそれやるだけで馴染む。

CLIP STUDIO ASSETS

桜ぶらし - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

色塗りは滲みブラシか何かで色を重ねて塗ってグローをかけていますね。
さらに全体に色むらフィルターをかけている気がします。

線の方は、先に筆ブラシで普通に入れたあとにかすれや汚れを追加で入れています。


和風塗り6

最終的にこうなりました。いまこれ塗れって言われても塗れる気しないのですが。(おい)

これも上と同じように滲みブラシで色塗ったはずなんですけど、なんなんでしょうね。
色の濃さかな? そんながっつり塗り込んでいないので。

ちなみにこれは用紙色を黄系にして、「ざらざらした紙風」テクスチャ(焼き込みリニア)と「かのこAうめ黄色」テクスチャ(ソフトライト)を乗せています。

CLIP STUDIO ASSETS

ざらざらした紙風素材 - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

CLIP STUDIO ASSETS

和柄 雅 シームレス - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

基本的にはそんなに手間がかからなくて好きなので、和風塗りはこれからもたまには塗っていきたいですね。

ベタ塗り

ベタ塗りと言っていいのかはよくわからないが、とりあえず自称ベタ塗り。

最近は、上記4つを塗った経験から考えて、自分が一番好きでやりやすいこの塗りに統一していこうと考えています。

ちなみに、僕が一番好きなイラストレーターさんは、ワカマツカオリさんです。
これだけ言えば、和風塗りも合わせて僕が好むイラストの系統がだいたいわかってもらえるんじゃないでしょうか。

GRAFFITI BUNNY.COM


ベタ塗り1

最初?のベタ塗り。こちらも簡易ですがメイキングあるので、詳細はそちらをご覧ください。
線画はまだ配布してるのでお持ち帰りはご自由にどうぞ(解像度などは知らぬ)。

浅間桜

かりかりかりかりかりかりかり・・・・・・

基本的にはペン入れ→線と同じ色で影塗りつぶす→色置く→ハイライトとか調整、以上。
ですね。

キャラクターは拙作『隠れ姫』のおりんです。


ベタ塗り2

最近のがこれです。

拙作『MIND STRONG ADVENTURES!』二章の表紙用に描いたイラストです。

髪の影と光の影にグラデーションを入れるようになった以外は、ほぼほぼ一緒のはず。
ちなみにこの影の入れ方、自分がモノクロ描くときの影の入れ方と一緒です。

ハイライトに関しても一回グラデーションでハイライト入れて、髪や目に関してはさらに明るい色でちょんちょんとペンで入れいています。

目といえば、最近は目の塗り方もベタ塗りで少し変わってきていまして。
なんか丸い宝玉とかと同じような塗り方になってきています。

眼球丸いから、というよりは水晶体ってそういうもんだなって最近見ていて思いました。

ベタ塗りの何がいいって、影色はほぼ考えなくていいので気が楽なんですよね。
その代わり影の形に悩むんですが、個人的にはそっちで悩む方が好きらしい。

最後に

以上、ざーっと大雑把ですが、僕の塗り方について一通り書いてみました。
何か誰かの参考になればいいのですが、さて何のお役に立つのやら。

僕個人としては、ルサの描いてみた動画はすっかりさっぱり忘れていたので、発掘できてよかったです(笑)