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どうしても

Myポケ、ホウエンs主人公二人です。男:ユウキ 女:ナオ

描きたくて仕方ないんだけど、どうもまとまらないので一回書きなぐろうと思ったやつなので、書きなぐってます。

場面が旅の途中なので話がわからないかも。

それでもOKな方は、続きからご覧ください。


 ユウキはまっすぐな瞳でわたしを見ていた。
 今のわたしの返事が気に入らないのだろう。
「ナオ。どうして……。今もどこかで、ポケモンが悪事に使われてるかもしれないんだよ!?」
「だから、何?」
「――っ!」
 あっさりと返したわたしに、ユウキは声を詰まらせた。
「どうしてそんな風に思えるんだよ。ポケモンが苦しんでるんだよ」
「わたしには関係ないもの。世の中悪事を働く人間が少しくらいいた方がいいと思うわよ。たかだかそれにつき合わされてる少々の犠牲じゃない。そのポケモンたちは」
「ナオッ!」
「……ユウキ。勘違いしないで。わたしはわたしのためにしか力を使わない。どこで誰が苦しんでようが、わたしには関係ない」
 ユウキは黙ってわたしを睨んでいる。……当然だ。それだけひどいことを言ったと、自覚がある。
 それでもわたしはそう言うしかない。けど……少しは助け舟を出してやるか。
「あんたは二言目にはポケモンポケモンって……、ポケモンしか大切なものがないの? 大事なものがないの? ポケモンさえよければ、それでいいの?」
「? どういう……」
 わたしの問いかけに、ユウキは眉をしかめた。
「わたしにとって、ポケモンも人も一緒よ。人だって苦しんでる、ポケモンも苦しんでる。五分じゃない」
「!」
「もう少し、考えたら? ……じゃあ、わたしはもう行くから」
 わたしはユウキの横を通り過ぎた。……これで気づかなかったら気づかなかった時のこと。
「……待って! ナオ」
 わたしは歩みを止める。
「どうしても一緒に、戦ってくれないの?」
「――っ! 何度も同じことを言わせないで」
「でも、ナオほどの実力があれば――!」
「だから何。それこそ何、よ」
 わたしは振り返る。怒りを込めた眼でユウキを見据えた。
「あんたもわたしを天才とか思ってるならそれは改めて。わたしは天才なんかじゃない」
「でも」
「でもも何もないわ。本当の天才は――!」
 言いかけて……わたしは口を閉ざす。
 本当の天才は……、ユウキみたいなひたむきな人間だ。
 なにも努力しない人間が、天才なはずが、ない。
「わたし、行くね」
 わたしは言うなりその場を逃げ出した。

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